みなさんは宇都宮というと何を思い浮かべますか?
友人や家族に質問してみたところ、「餃子!」という回答がほとんどだったのですが、実は餃子以外のグルメや、他にも盛り上がる観光スポットがあって、とっても楽しい場所なんです。
特に、夏場にうってつけのスポットがたくさんあるので、夏にこそ行ってほしいところになります!◎
元旅行会社社員で、プライベートでも1年に10回以上の旅行に行く旅のプロの私が、都内から日帰りでサクッと回れて、充実したドライブコースをご紹介!
4つのスポットを1日で周り、宇都宮を思いっきり満喫してください!
目次
夏にこそ行きたい宇都宮
今回ご紹介する宇都宮は、夏にこそオススメなスポット。
海ないじゃん・・・という方もいらっしゃるかと思いますが、海がないからこそ王道とは違った夏を過ごせます♪
この記事では、夏季限定のアクティビティやイベント、涼しさ感じるスポットや夏バテ防止のグルメなど、宇都宮で過ごす夏の面白さを教えますよ〜!
アラサー大盛り上がりの夏に行きたい宇都宮ドライブコースの紹介と日程
都内から宇都宮へは、首都高速から東北道に入って北上します。
今回実際に私たちが出発した秋葉原からのおすすめの日程は以下の通りです。
【8:00】秋葉原駅発
<首都高速=東北道利用>
【9:10-9:30】羽生PA(休憩/20分)
【10:40-11:30】岡本観光やな(軽食・川遊び/50分)
【12:00-13:30】若竹の杜(散策/90分)
【13:50-14:30】香蘭(昼食/40分)
【14:50-15:50】大谷資料館(見学/60分)
【16:50-17:10】羽生PA(休憩/20分)
【18:20】秋葉原駅着
今回ご紹介する宇都宮ドライブのコース(宇都宮ICから鹿沼ICまで)を青ライン・進行方向を赤やじるしで表示してみました!
行きの宇都宮ICまで、帰りの鹿沼ICからは、首都高速・東北道を利用してください。
・岡本観光やな(軽食代) 約1,000円/人
・若竹の杜(入場料) 500円/人
・香蘭(昼食代) 約500円/人
・大谷資料館(入場料) 約800円/人
上記、入場料+食事代で1人約2,800円です。
こちらにガソリン代など加えても5,000円以内で楽しめますよ〜◎
宇都宮ドライブスポット紹介
今回は、次の4つのスポットをご紹介します。
・岡本観光やな
・若竹の杜
・香蘭
・大谷資料館
それでは詳しい解説をしていきますね!
夏場限定で鮎を掴む!食らう!【岡本観光やな】
川の両岸または片岸に「やな」と呼ばれるすのこのようなものを設置し、流れを堰き止めて魚をとる漁法のことをやな漁といいます。
基本的にやなの設置は夏季に行われ、岡本観光やなは宇都宮から1番近い観光やなと言われていて、鬼怒川にやなを設置しています。
ただ、東北道宇都宮ICを降りて25分ほどの場所にあるものの、とってもわかりづらいです。
大通りから離れ住宅地を経由し、不安になってきたところで、最後は草むらの中を突き進む感じになりますが、大丈夫です、意を決して進みましょう。
若干心細いですが、途中でぽつぽつと見えてくるのぼりを目印にして進むと突然目の前が開けます。そしてたくさん鮎を焼いている景色が飛び込んできます。
すぐ近くにやながあるので、やな漁の様子など、臨場感のあるダイナミックな様子を感じられますよ。
やなのそばまで歩いて近寄れますが、滑りやすいとのことで注意書きがあったので見学する際は気をつけましょう。
スタッフのお兄さんがめちゃめちゃいい人で、「触っていいよ」とプールに鮎を放してくれました。
本来はお子さん向けのものかと思いますが、アラサーの私達にも体験させてくれたので、ギャーギャー言いながら楽しませてもらいました。
意外に鮎は泳ぎが早く簡単には掴めなかったので、とっても盛り上がりました!
食事処もあって、鮎の塩焼きや定食など、軽食〜ガッツリまでさまざまな食事を楽しむことができます。
中でも鮎のお刺身は、絶品です!食べる前は川魚ってクサみがありそうとか思っていたのですが、全くクサみもなく、歯応えもあって、とってもおいしかったです。
食事処から見える景色は僕の夏休みっぽさ全開で、THE夏の雰囲気を感られました。
草むらの間に、川に行ける道があるので、帰り道の途中で川遊びもできます。流れが早いので気をつけてくださいね。
【アクセス情報】
東北自動車道宇都宮ICから車で約25分
【営業時間】
8:00~17:00
6月中旬~10月末日(期間中無休)
竹の短冊で願い事!清涼感たっぷりの広大な竹林!【若竹の杜】
京都や鎌倉で竹林を見たことはありましたが、ここまで大規模な竹林は初めてというほどの立派な竹林です。
若竹の杜へ向かう道も、ロードサイドに木が生えていて雰囲気が良く学園都市のようで素敵でした!
若竹の杜には、パーキング(駐車スペース)がたくさんあって、ついビビって手前の方に停めたくなってしまいますが、実は受付の目の前まで行けるのでハイシーズンなど混雑している時以外は、中まで入っていって良いかなと思います。
奥まで行くのを避ける人が多いみたいで、意外に中は空いているのでオススメですよ。
受付は建物の外にあり、まずはそちらでお支払いと施設内の説明を受けます。
入場料:500円
*竹林の中のお茶屋さんで抹茶を飲めるプラン+500円
*季節限定ライトアップ+1,000円(昼間に利用した場合は入場券の半券が必要)
クレジットカードも使えました!
受付のお姉さんがとっても丁寧に説明してくださるので、理解を深めてから入場できて楽しさが倍増しました。
るろうに剣心やキングダムなど、世代ドンピシャな映画のロケ地になったエリアがあるとのことで、テンションが爆上がりました。
他にもおーいお茶のCMのロケ地などもあり、資料とともに何がどの場所で撮られたかどうかも教えてくださるので、入る前からワクワクが止まりません。
一緒に説明を受けていた知らないグループの方と、めちゃくちゃ盛り上がりました!
受付の裏手には売店があり、竹細工などが売っています。ピアスなどはとっても可愛かったですが、ややお値段が高めです。
受付の斜め前にはワークショップがあり、竹とんぼなどを作ることができます。基本は予約制ですが、空いていれば当日でも参加可能とのことです。
私たちが訪れた日は土曜日でしたが、空きがありました。
七夕の季節だったため、短冊に願いを書き、施設内の竹にかけるイベントがやっていました。ただの短冊ではなく竹の短冊なので、面白かったです。
入り口で願いを書くブースがあるので、あらかじめ書いていきます。
竹に引っ掛けるときに、竹藪の中に入っていく場合は蚊や枝に気をつけてくださいね。
竹の他にも、奥に太いけやきの木が2本生えていて、御神木みたいで勝手にパワーを感じてました。
樹齢は500年ほどらしく、とっても立派ですよ!
このスポットのメインのひとつに竹で作られたブランコがあります。大きいものと小さいもので2つあるのですが、大きい方は結構スリルがあります。
身長158cmの私はブランコに座れたものの、助走がつけられなかったので子供みたいに友人に引っ張ってもらって勢いをつけました。
また、施設内にはキャンプ場があり、なんと竹林に宿泊することもできます。
農地のため地面に設置する普通のテントはNGで、ハンモックテントでの宿泊となり、竹にハンモックテントをかけて利用します。
レンタルも行っているため、テントをはじめ焚き火台や電源など、道具がなくても参加することができます。
お手洗いは竹林の内外にあります。外にあるトイレは、竹をモチーフとしていてすごく綺麗&素敵でした。近くには手洗い場もあるので、竹を触ったりした後も安心です。
【アクセス情報】
東北自動車道宇都宮ICから車で約10分
【営業時間】
平日 :9:00~17:00(最終受付16:30)
土日祝:
[3〜5月]9:00~20:00(最終受付19:30)
[6〜8月]9:00~21:00(最終受付20:30)
[9〜11月] 9:00~20:00(最終受付19:30)
[12~2月]9:00~19:00(最終受付18:30)
※ライトアップは土日祝のみで、季節によって(日没時間によって)異なります
夏バテに効果的な餃子を食べよう!餃子ファンにも人気の名店【香蘭】
やっぱり宇都宮といえば餃子ですよね?
餃子は夏バテに効果的な食材ばかりを使用しているため、夏にこそ食べておきたい料理です!
餃子の夏バテ対策について詳しく書いているサイトを見つけたので、詳細な情報が欲しい方はぜひチェックしてみてください。
餃子好きな私は、至極の餃子を食べたくて日々色々調べているのですが、今回ご紹介する”香蘭”は宇都宮三大餃子として、餃子ブームを支えてきた人気店です。
昭和34年にオープンした老舗店舗なのですが、実は店主高齢化のため平成20年に一度閉店してしまい、多くの餃子ファンに惜しまれました。
ですが、それから3年後の平成23年に後継者が現れ、奇跡の復活開店をすることができたという、なんともドラマチックなお店なんです。
バナナマンのせっかくグルメにも出た地元の名店とのことでとても混雑していました。
店内はあまり広くなく、カウンター8席くらいで4人がけテーブル4つほどです。
店内の順番待ちの場所も8席くらいで、埋まっていたので、お店の前の道路の反対側で並びました。やや日陰ではありますが、夏場は結構暑くてしんどいかもしれません。お店の並びに自動販売機があるので、適宜水分補給を行いましょう。
メニューは以下の通りです。
・焼き餃子
・水餃子
・揚げ餃子(数量限定)
・ライス
餃子は1皿250円でリーズナブル。ライスは100円です。また、老舗らしく餃子以外のメインメニューはありません。
そのため回転率は良くて、混んでいるもののどんどん順番が回っていく感じでした。
揚げ餃子は数量限定ということでしたが、土曜の午後でも注文できました。
女性2人で、焼き餃子2枚、水餃子と揚げ餃子それぞれ1枚ずつをシェアして、小ライス1つを1人で食べたのですが、結構お腹いっぱいでした。
男性はちょっと足りないくらいかもしれません。
そこまでニンニク感はなくて、食べやすいと思います。
自家製のラー油があって、調味料や水餃子に混ぜて食べるととっても美味しいです!
駐車場は「本町パーキング」というところが提携ですが、近くにコインパーキングがいくつかあって安かったので適当に停めました。
本町パーキングに停めた場合はお会計時にサービス券をいただけますが、今回停めたパーキングでも500円ほどでした。
【アクセス情報】
東北自動車道宇都宮ICから車で約20分
【営業時間】
11:30~20:00
※火曜日休業
真夏の天然冷蔵庫でヒンヤリ【大谷資料館】
宇都宮市北西部にある大谷町付近でで採れる石材を「大谷石」と呼びます。
大谷石は柔らかく加工しやすいため、建材としても使われてきたそうです。
大谷石の採れる大谷町は、石の町として発展してきました。大谷資料館は大谷石の採掘場跡に作られたミュージアム的なものです。
石の採掘方法は手掘りから機械堀りへと移り変わってきましたが、時代ごとの道具や採掘の様子などを見学できます。深さは30メートルもあり、気温は夏場でも10℃ほどというなんとも神秘的で不思議な空間です。
その涼しさ(もはや寒さ)から”天然冷蔵庫”ということで、なんとドンペリが置かれていました。
というのも、過去にドンペリのレセプションが行われたからだそうで、その名残りとしてドンペリの空き瓶が置かれていました。
ドンペリの瓶が置いてあるだけですごくパーティー感が増してました。笑
他にも華道家の假屋崎省吾さんのアート作品やライトアップなどの仕掛けがされていて楽しいです。
資料館なんて名前がついているので堅い感じを想像されるかと思いますが、薄暗くてネオンライトがあって、、と、もはやどでかいパーティールームといった感じです。
子供も大人も楽しめる、長時間過ごせるスポットだと思いますが、寒いので、薄着で入ってしまうと長時間滞在したくても厳しいかもしれません。
夏場は1枚ストールや上着を持っていきましょう。ペラペラなものでもあるとないとでは違います!
資料館の奥には、写真をとってくださるポイントがあります。大谷資料館のロゴと一緒に印刷される小さい写真を1枚無料でいただけて、大きい写真と写真データは有料です。
写真の掛け声は、「おおやいし〜(大谷石〜)!!」です。若干照れます。
写真はいずれも出口のフォトカウンターで受け取ります。ちなみに入口と出口は同じ場所です。
資料館から出てくると温度差で結露してメガネが曇ったり、体が水分でぺたぺたします。
それがものすごく不快だったので、汗拭きシートやタオルを持っていくことをオススメします。
出入り口の近くにおしゃれカフェがあり、ジェラートや飲み物の他に雑貨も売っていて、楽しいです。カフェにはテラス席もあるので、外で風にあたりながらカフェタイムを過ごすことができます。
ヘーゼルナッツラテが激推しです!
お手洗いはカフェの建物の1階にあります。
大谷資料館は外の空間も石が切り出されていたりと、資料館外の景色も面白いです。
【アクセス情報】
東北自動車道鹿沼ICから車で約20分・宇都宮ICから車で約12分
【営業時間】
4月~11月→9:00〜17:00(最終入館16:30)
12月~3月→9:30〜16:30 (最終入館16:00)
※休館日→12月~3月毎週火曜日(火曜日が祭日の場合翌日休館)・年末年始
【入場料】
大人:800円
小中学生:400円
いかがだったでしょうか。
今回は宇都宮のドライブスポットについてご紹介させていただきました。週末は、自然もグルメも楽しめる宇都宮でぜひ楽しんでください。
最後までお読みいただきありがとうございました!