千葉県の内房・東京湾沿岸ドライブ！アラサーがデートで立ち寄りたいおすすめ自然満喫スポット5選！

豊かな自然をもつ千葉県は、首都圏からアクセスしやすい場所に位置しています。

そんな千葉県内とっておきのドライブスポットを、
元旅行会社社員で、プライベートでも1年に10回以上の旅行に行く、旅のプロがご紹介♪

また、千葉県に生まれ育った生粋の千葉っ子の私は、休日の多くは千葉の自然スポットへ向かって家を飛び出します。

免許を取得してから約８年、県内地元のあらゆるドライブスポットに行きまくった私が、近場で楽しめる方法をお伝えします！

今回は、東京・神奈川方面からもアクセスしやすい、内房・東京湾沿岸エリアについてご紹介させていただきます！

ドライブデートにおすすめのスポット達です。テーマは、「風」！！

内房・東京湾沿岸エリアとは

富津岬と三浦半島観音崎を結んだ線よりも北の海域を東京湾といい、東京湾沿岸エリアはその名の通り東京湾の沿岸地域を指し、チーバくんでいうとおへそからの首元のあたりになります。

内房とは、富津岬から洲崎までの2つの岬にはさまれた地域を指します。チーバくんのおへそからつま先にかけてにあたります。

東京湾沿岸も内房も比較的海は穏やかで、内房の海にはサンゴも生息しているほど美しい海が広がります。

都内からのアクセス

電車の場合

内房・東京湾沿岸エリアのドライブの際は、電車で千葉駅まで来てレンタカー利用がオススメ。

千葉駅にはJR総武線が通っていて、都内からのアクセスはしやすいです。

車の場合

都内から車で来る場合は、アクアラインを利用します。その場合は、渋滞を見越して早めに出発しておくといいと思います。

千葉駅周辺のレンタカー

千葉駅周辺のレンタカー情報については、こちら→千葉駅周辺のレンタカーについて

千葉県の内房・東京湾沿岸エリアのドライブコースの紹介と日程

コース

今回ご紹介する千葉県内房・東京湾沿岸のドライブコースを、赤いラインで表示してみました！

回り方は青い矢印で表示しています。

千葉駅からレンタカーする場合は国道16号線または館山自動車道で、都内から車でアクセスする場合はアクアラインを渡って中之島大橋まで行きます。

日程

今回は千葉駅からスタートした場合の日程をお伝えします。

昼食について

昼食については、富津岬から鋸山に移動の道中や、鋸山のふもと周辺に飲食店がたくさんあるので、そちらで食事をしましょう。

鋸山・浜金谷周辺のランチについて詳しく解説されている記事を見つけたのでご紹介します。

すごく詳細に解説されているので、初めて行かれる方でもよくわかると思います。「どこでご飯を食べたらいいの？」というような情報が欲しい方はぜひチェックしてみてください。

デートにオススメなおしゃれテラス席のあるお店や、名物アジフライや海鮮のお店などさまざまなお店の情報が載っていますよ。

コンビニやドライブスルーなどで購入して、車内や各スポットで食べるのもよいと思います！

1日の費用

ほとんど無料スポットですが、鋸山のみ料金がかかります。以下にて、もろもろ含めた1日にかかる費用をお伝えします。

レンタカー・ガソリン代を人数で割ると、2人で行った場合は1人5,000円くらいです。

デートの際、男性が全てお支払いしたとしても、1万円ほどですね！笑

ドキドキ感で距離が縮まる？！高所からのパノラマスポット

まずは、高いところから東京湾を展望できる次の３つのスポットについてご紹介します！

中の島大橋【木更津市】

V6の岡田准一さん主演ドラマ「木更津キャッツアイ」でも有名になったこちらのスポット。

海にかかる歩道橋で、高さ27ｍ、長さ236ｍの日本一を誇ります。

木更津には江戸時代から海上輸送の拠点として船が往来していたため、巨大な船が港へ出入りできるようにこのような高さの歩道橋が設置されました。

現在でも橋の真下を巨大な貨物船が通過するため、橋の上から見下ろす光景は大迫力です！

東京湾を一望でき、対岸の三浦半島や天気がいい日は富士山も望むことができます。橋の一番上は風が強いこともありますが、そんな時も気分爽快で盛り上がりますよ～！

橋を渡りきった先には芝生の公園があり、海風に当たりながらゆっくり過ごせるスポットです。シーズン時には潮干狩りも楽しめます。

「木更津キャッツアイ」の中でも描かれた “おんぶして橋を渡りきると恋が叶う“という伝説から、「恋人の聖地」として選定されています。出演されていた嵐の櫻井翔さんも作中で挑戦していました。

現実的には、歩道橋として日本一を誇る高さと長さ、橋の上の強風を考えると
なかなか厳しいと思うのですが、体力と根気に自信がある方は是非チャレンジしてみてください！

試練の先にはハッピーが待ってるかも・・・？

ちなみに、橋の渡り始めはやや登り坂のため、橋が天まで続いているような感覚になります。
私自身が大学時代にデートで行った際は、その感覚に誘われておんぶどころか2人で思いっきりダッシュをした記憶があります。

走りきった後に風に打たれながら景色を見るのもまた違ったよさがありましたので、
全く甘酸っぱくない思い出ですが、爽快感を感じたい方は是非お試しください。

アラサー的な過ごし方は、ゆっくり歩きながら途中立ち止まって景色を見たり、座ってみたり、まったり過ごすのがオススメです。

富津岬【富津市】

富津岬は、その全体が県立の富津公園として整備がされていて、BBQ場や潮干狩り場・プールなどたくさんの施設があります。

岬の奥にある展望台からは東京湾を一望でき、ここから見える景観は「日本の白砂青松100選」「関東の富士見百景」にも選ばれていて、美しい景色を楽しむことができます。

岬とは、海や湖にせり出した陸地のことを言います。
富津岬は、東京湾に鳥のくちばしのようにぐいっと突き出ていて、
およそ5kmの砂浜で形成されています。

チーバくんで言うところの、おへそ部分ですね。

海岸のすぐ近くを流れる波が運んできた砂が、鳥のくちばしのように溜まっていくことでできた地形のことを砂嘴（さし）と言い、富津岬についても砂嘴が発達した場所となっています。

展望台の外観は五葉松をモチーフとしているようで、確かに引きで見ると松っぽいです。構造は入り組んでいるので登っている最中もワクワクしますよ！

風が吹いていて開放感があるので、夏でも気持ち良く過ごせます。
結構な高さがあるのでシンプルにドキドキしますし、カップルで登った際は特に盛り上がると思います！

一番上まで行くと360度見渡せるスポットになっていて、天気の良い日は対岸の三浦半島や東京の景色、富士山が望めます。

パノラマビューしながら、「富士山だ！」とか、「あの建物はなんだろうね〜！」と景観からトークが弾むので、初デートにもオススメです。

近くに見える島々は、戦争があった頃に大砲が設置してあった島で「海堡（かいほ）」というそうです。

富津岬と神奈川県観音崎の間には３つの海堡があって、富津岬側から第一海堡、第二海堡、第三海堡と呼ばれ、これらは第二次世界大戦まで「東京湾要塞」として東京湾防衛のための場所として構えられていたとのことです。

3つの島の真ん中にある第二海堡はその外観から、長崎県の軍艦島になぞらえて「東の軍艦島」として呼ばれていて、2019年からは旅行会社のツアーに参加すれば上陸できるようになっています。

千葉にも軍艦島があるなんてビックリですが、2年ほど前に上陸ツアーが始まったとのことでまだあまりメジャーではないかと思うので、興味のある方はぜひ参加してみ手はいかがでしょうか。

こちら、良かったらデート中のトークでご披露ください。笑

展望台の下にはビーチがあり、シーズンにはウィンドサーフィンやジェットスキーなどを楽しんでいる様子が見られます。もちろん遊泳もできます。

ビーチの反対側には堤防があり、釣りをしている人もたくさんいますよ。

おまけ情報ですが、この展望台はアユこと歌手の浜崎あゆみさんがPVを撮影した場所で、ファンの間では聖地とされているそうです。

鋸山（のこぎりやま）【鋸南町】

”のこぎりやま”というゴツゴツしたネーミングがついているこの山は、石を切り出した岩肌がのこぎりの刃のように尖っていることからそう呼ばれることになったそうです。

鋸山を作る岩は火山の噴火で出てきた噴出物が海底で長い年月かけて固まったもので、加工しやすく耐火性があり、「房州石」という呼ばれ、建築資材として日本の近代化を支えてきました。

確かに、石が垂直に切り出されているので断崖絶壁感がすごいです。

「地獄のぞき」というビュースポットは、名前通り地獄を覗くような角度で崖からせり出していて、スリル満点な場所となっています。

斜めで足元がゴツゴツしていて若干危なっかしいですが、手すりがあるのでしっかり握っていけば大丈夫です。

一番先端まで攻めると結構怖いのですが、勇気がある方は是非先端に立ってみてください！

このスリルが、デートには良いスパイスになりますよ〜！

さらに、鋸山には日本一背の高い大仏がいます。

有名な奈良や鎌倉の大仏よりも大きい約31mの高さがありますが、これはマンションの10階相当にあたり、具体的な建物で例えると姫路城ほどの高さになります。

また、大仏のそばにはお地蔵様が積まれている場所があり、何とも言えない異様な光景です・・・！

が、これはれっきとした「お願い地蔵尊」というもので、お地蔵様に名前を書いて奉納するとお願い事が叶うとされているものです。

ふつうにお地蔵様がどさっと積まれているので一瞬びっくりしますが、ちゃんとした奉納方法のようです。

断崖絶壁の上に31mの大仏が乗っているなんて地上から見たらどれだけ高いんだって感じですよね。

千葉にこんな背の高い大仏がいたことは千葉出身の私も知らなかったです。

とにかく大仏様の背が高いので、「大きいね！」

鋸山の上まで行くには、ロープウェー・車・徒歩の3通りの方法があります。

一番オススメはロープウェーで、景色を見ながらラクラク登っていけます。ロープウェーから見る景色は素晴らしいですが、所要時間約4分ですぐ着いてしまうので見逃さないようにしましょう。

車で登る場合は、ロープウェー乗り場から見て逆側からアタックするようなルートになります。
徒歩で行くとなるとプチ登山となりますが、時間としては片道40分ほどで登ることができます。

途中に観光スポットもあるので寄り道することを考えるとたっぷり時間を確保しておくと良いです。

無人島で美しい海とサンゴを見よう！気が向いたらプチ探検も

沖ノ島【館山市】

沖ノ島は千葉の先っぽにある館山湾の南端に位置する陸続きの無人島で、陸続きの部分は天橋立と同様に砂嘴が（さし）つながった砂州（さす）になっています。

もともとは今から25mほど下がった海底に地層があり、地震による隆起で上昇していったところに砂州が発達したそうです。

波の流れで堆積された砂が陸を作り、そこの上を歩けるなんて地理好きとしては感動です！

しかも25mも海底にあったものが上昇してくるなんて、
地球は生きているんだなって思いますよね・・・！

海水浴場は透明度が高く、海水浴場水質調査というものでAランク以上を認定されるほど綺麗な海です。

温暖でなんとサンゴも生息しているので、シュノーケリングや泳ぎも楽しめます。
ここは、サンゴの世界最北限地域としても知られていて、サンゴが生息するギリギリのスポットなんです。

ただ海を見ているだけでも綺麗ですし、とてもいい雰囲気なのでカップルにはかなりおすすめ。

海水浴場である砂州を進み沖ノ島内部へ入っていくと、自然豊かな緑の道が広がり木々や植物が生い茂っています。
さらに奥へ進んでいくと戦時中に作られたと言われる洞窟があり、なんとも探検感が高まります。

洞窟の中は秘密基地のようで、学生時代を思い出しました。洞窟の中から見える海もキラキラしていて綺麗なので、ちょっとしたプライベート空間からの景色もおすすめポイントのひとつです。

洞窟の壁は、堆積した地層が見えてこれもまた美しいです・・・！

地殻変動の歴史をはっきり肉眼で確認できるので、
地理好きとしては海よりテンションが上がったかもしれません。

しかもこの地層の中には縄文時代の化石があったとのことで、びっくりです！

市街地のオアシスでまったり過ごそう。夕焼け・夜景を楽しめるスポット

千葉ポートパーク【千葉市】

千葉市のランドマークである「千葉ポートタワー」を中心とした公園で、ビーチや芝生などの豊かな自然の中で穏やかに過ごせるスポットです。

散歩やジョギング、ピクニックなどをしに、休日は多くの人々が訪れますが、東京ドーム約6個分という広い敷地面積の中で、ゆったり過ごすことができます。

ポートタワーの目の前の「円形芝生広場」と呼ばれる広大な芝生ゾーンがオススメで、芝生の中に円形のステージがドンっとあるだけの場所なのですが、ピクニックするには最適な場所です。

キャッチボールやバトミントン、縄跳びなど、外遊びをするのには十分なスペースなので、子供も大人も存分に楽しむことができます。犬の散歩をしている方もいますよ。

傾斜がある場所や木陰もあるので、過ごし方などによってベストな拠点を見つけてください。

シーズンになれば、浜辺では無料で潮干狩りもできるそうです！
ウィンドサーフィンなどのマリンスポーツを行っている方もたくさんいるので、夏場のビーチは盛り上がっています。

円形芝生広場からみるポートタワーは、海側から日光を受けていてとても写真映えしますよ～！
カメラを下から向けて撮ると、ポートタワーのてっぺんまで写真におさめることが出来るので是非試してみてください。

夕日や夜景もきれいなので、デートとしてもオススメの場所です。
昼間のにぎやかさとはうって変わって夜は静かなので素敵な時間を過ごせますよ。

今こそ千葉県の内房・東京湾沿岸エリアの自然をドライブしよう！

いかがだったでしょうか？

今回は、千葉の自然スポット東京湾沿岸エリアについてご紹介させていただきました。
千葉県は東京のお隣ということもあり、豊かな自然のイメージが湧かない方もいらっしゃるかもしれません。

でも実は、透明度の高い美しい海や、風を感じる爽やか絶景ポイントなど、素敵な自然スポットがたくさんあるんです。

千葉県に生まれ育った生粋の千葉っ子の私は、休日の多くは千葉の自然スポットへ向かって家を飛び出します。

今回ご紹介させていただいた5つのスポットは、自然たっぷりで癒しを与えてくれますし、カップルでも会話のきっかけになったり距離が縮むようなポイントがあるのでデートにもとってもオススメです。

休日は是非、自然たっぷりの千葉県でお過ごしください。