道の駅「保田小学校」に宿泊してみた!昔なつかしタイムスリップ旅行のすすめ

みなさん、千葉県の鋸南町にある道の駅「保田小学校」は知っていますか?

こちらは、廃校になった小学校が、学校の形や雰囲気をところどころに残しつつ道の駅としてリニューアルしたスポットなんです。

各所で感じる小学校の懐かしさがクセになる、保田小学校。
道の駅にしては珍しく宿泊ができる面白いスポットでもあるんです。

私は行く当てのないドライブのときはいつもここに立ち寄ります。
10回以上訪れ、宿泊も経験した保田小学校マスターがその魅力をお伝えします!

道の駅としての魅力

保田小学校とは

「保田小学校」は創立100年以上の歴史ある小学校でしたが、生徒の減少や近隣小学校との統合により2014年3月で廃校となりました。 

廃校後、富津館山道の鋸南保田IC目の前という好立地を活かして、2014年12月に道の駅としてリニューアルをしています。

もともと小学校ということもあり、随所に懐かしさ満点の建物や展示が残されていて、多くの観光客の心をキャッチしています。

その魅力のひとつが、校舎内で宿泊できるということ。

かつては教室だった場所には、黒板や棚、イスや机はそのまま残されており、いつか想像した学校に泊まってみたいというロマンをかなえてくれます。

元体育館がマルシェに!きょなん楽市

元体育館を利用したマルシェには、千葉県の特産品を中心とした豊富なラインナップが並びます。

もともと体育館だっただけあって、天井が高く広々としていて開放感に溢れていて気持ちよく買い物が出来ます。

地元で取れた新鮮な野菜やお米、地酒なども販売しているので、観光客だけではなく、地域の方の生活の拠点としても賑わっているようです。

お土産は、小学校の特徴を活かしたパッケージや内容が面白くてオススメです。
保田小のオリジナルグッズも販売がされていて、どこか懐かしい感じやお土産に買ったらウケそうな感じが、購入意欲をそそります。

この地域はお花も有名とのことなので、きれいなお花や苗木なども買うことができたりと、幅広くバラエティに富んだものがたくさん売っているのでゆっくりじっくり見てしまいますよ。

わたし
わたし

千葉県の学生には懐かしい学校の給食メニュー、「ピーナッツみそ」や「麦芽ゼリー」なども売っていて、千葉県出身の私としてはとってもテンションがあがりました。

麦芽ゼリー」は、千葉県の香取郡に工場のあるフルヤ乳業の製品で、栄養豊富な麦芽飲料をゼリーにしたココア風味の甘いデザートです。

千葉県の給食の定番なのですが、千葉県以外の方はしらないとのことで、その事実を知った時はびっくりしました。

麦芽ゼリーは、基本的にスーパーなどでの一般販売がないそうです。
たしかに給食以外で見たことないな~と思っていましたが、こちらに売っていて興奮しました。

わたし
わたし

千葉で育った皆さん、麦芽ゼリーは保田小学校で販売がありますよ~!

※期間限定の場合もあるので、完売の場合はご容赦ください

ユニーク懐かしお食事どころ

中華料理店「3年B組」

中華や和食、イタリアン、カフェなど5つの食事施設があり、そのほとんどは旧校舎1階にあたる場所にあります。

元教室だった場所のため、黒板にメニューが書いてあったり、当時のイスや机を再利用していたりと、とてもユニークな空間です。

ネーミングセンス抜群な「3年B組」では、麺類を中心とした中華料理、「里山食堂」ではいつか食べた給食メニューをボリュームいっぱいに食べることが出来ます。

わたし
わたし

食事を待っている間は、きっと学生時代を懐かしむ話で盛り上がりますよ。

コッペパンなどのメニューは、給食を思い出しますよね。

二宮金次郎像のすぐ横にある「金次郎café」では、子供の頃大好きだった「きな粉上げパン」など、懐かしくて楽しい食事が出来ます。

給食の配膳で使用した食器なども置いてあって、懐かしいポイントにめちゃくちゃ刺さりますよ。

「金次郎café」

学校の名残が面白い!

放送室だったところがコインロッカーになっていたり、二宮金次郎の像があったりと、もともとの学校だった頃の名残が各所に見られるのが、本当にテンションが上がります!

わたし
わたし

二宮金次郎の像は、学校に設置してある時は目もくれなかったのに、場所と時代が変われば、観光のシンボルのひとつになるなんて面白いな~と思いました!

校庭

校庭には、芝生に大きな木やベンチなどが置いてあり、写真映えスポットが盛りだくさんです。

個人的に1番テンションがあがったところが、校庭の表彰台です。

わたし
わたし

私の小学校には表彰台がなかったですし、自分自身も表彰台に乗った記憶はなかったので、ここぞとばかりに写真を撮りまくりました。

今の時代は、「順位はつけない、全員1番」ということらしいので、2人で1番の台に上りました(笑)

校舎側から写真を撮ると山が背景に写って壮大な感じもいいですし、校舎をバックにしても雰囲気が出てどちらもオススメです。

跳び箱や、顔出しパネルもありますので是非たくさん写真を撮ってください。

教室

旧校舎の2階には客室があり、客室エリアには宿泊者以外入れないのですが、廊下の様子は見ることができます。(10:00~17:00まで)
廊下から見える教室のクラス表記などは当時のままで、昔懐かしい学校の風景が思い出されます。

教室内などの詳しい様子は、のちほど書かせていただきます!

廊下の反対側には「まちの縁側」と呼ばれるフリースペースがあり、こちらも宿泊者以外でも入れます。

わたし
わたし

天気がいい日は日当たりがよく明るい場所でなので、気持ちが良いです!

懐かしい平均台や給食配膳台が置いてあり、ここでも抜かりなく小学校の面影を感じさせる仕掛けがしてあり、さすがだな~と感心しました。

平均台はきっと試してみたくなると思いますよ~!

まちの縁側

音楽室

旧校舎の2階には音楽室があり、当時の黒板がそのままでピアノが1台置いてあります。

壁面の鏡が設置されていて下がフローリングなので、ダンス練習などにも利用でき、1時間単位から1日まで借りることができます。

ピアノ以外は何も置いていないので、楽譜などが必要な方は持参していきましょう。

わたし
わたし

私たちは行き当たりばったりで借りることにしたので、覚えている限りの楽曲を弾いて、満足した後はフローリングでゴロゴロしたり、鏡で写真を撮ったりして過ごしました。

ピアノを弾く機会なんて普段なかなかないので、久々に触れ合うことが出来て懐かしかったです。

音楽室のほかにも家庭科室が残されており、こちらも事前に予約をすれば、貸し出しが出来ます。

基本料金
1時間500円
1日1,000円
音楽室・家庭科室の料金


他にも、期間限定で出張ふれあいコーナーが設置されたりなど、季節などによってイベントごとが開催されることもあるので、タイミングによってさまざまな楽しみ方が出来ます。

ふれあいコーナー(期間限定)

小学校に泊まろう!

元教室だった客室

客室は、旧校舎2階にあたり、「学びの宿」と名づけられています。

個室と団体用の大部屋があり、それぞれ個室が最大2名以上~4名まで、大部屋が5名以上~15名までとなっています。

客室の中は教室の名残が色濃く、黒板、イス、机、荷物棚がそのまま残っています。

寝床は、木のボックスと畳の上にお布団を敷いている形で寝心地はよかったです!

棚には理科実験室においてあったような標本や、実習で使用した星空観察表や教科書などがおいてあり、なつかしさ全開で、見つけた瞬間に昔話が止まらなくなると思います。

わたし
わたし

私たちも、小学校の頃は全く興味がなかったのに、ここぞとばかりに教科書を見てました。

こういう宿泊者たちを喜ばせるちょっとした仕掛けが本当に面白いなと思います。

設備としては、個室には畳のベッドと、ソファ、テレビ、冷蔵庫、ポット、スリッパがあります。

アメニティは、フェイスタオルと、浴室にリンスインシャンプー・ボディソープがあり、バスタオル、作務衣、歯ブラシ、髭剃りは有料となっています。

トイレ、水道は小学校時代のものをリノベーションしていて、こちらを使用します。電子レンジも廊下に設置してあるので便利です。

廊下にもおもしろ仕掛けは欠かしていません。荷物かけにはランドセルや通学帽子などがかけてあり、写真撮影などで自由に使えます。

わたし
わたし

是非、ここに来た記念に小道具を使用して写真を撮ってください!

あえて学生時代に流行ったダサめなポーズとかをして爆笑してました。
きっと後日談として盛り上がるはずです。

10:00~17:00は宿泊客以外も2階へ上がってこれるので、廊下で撮影する場合はその時間を避けておくと恥ずかしくないです。

さらにおもしろポイントなのが、朝7時になるとラジオ体操が流れて、夏休みの懐かしい感じを思い出させてくれるところです。
仕掛け作りが本当にすごい!!つい笑ってしまいました。

大人になるとラジオ体操をする機会ってなかなかないと思うので、懐かしいかつ新鮮な気持ちで朝を迎えることができますよ。

わたし
わたし

個人的には、朝目覚めたときの教室の風景で部活の合宿を思い出しました。

お風呂

里の小湯」という温浴場があり、ここはもともと職員室だった場所に作られたとのことです。

キレイな脱衣所と大きな窓の特徴がある浴室で、リンスインシャンプーとボディソープが完備されています。

宿泊客以外も利用できるのですが、スペースがそこまで広くないので、混み合うこともあるそうです。

わたし
わたし

混雑をさけるため、私たちは15分ほど車を走らせ、「天然温泉 海辺の湯」までお風呂に入りに行きました。

露天風呂からは内房の海を望むことができ、開放感は満点です!

天気のコンディションによっては富士山や水平線に沈む夕日を見ることができ絶景風呂としても楽しめますよ~!

天然温泉の効能は美肌とのことなので、ゆっくりゆったりしながらキレイになれちゃいます。
タオルは有料で貸し出しもありますが、準備できる方は、持って行くと良いと思います。

天然温泉 海辺の湯

◆住所:千葉県富津市金谷525-17
◆電話番号:0439-69-8500
◆営業時間:
<平日>10:00~20:30(20:00受付終了)
<休日>9:00~21:00(20:30受付終了)

◆料金:
<平日>大人:780円 小学生:350円
<休日>大人:800円 小学生:400円
※幼児は一律200円

◆設備:
ドライヤー・リンスインシャンプー・ボディソープ
※タオルは有料貸し出しあり

お食事

あらかじめ予約をしておけば、食事の提供をしていただけます。朝食は里山食堂での食事、夕食はお弁当になっています。

もちろん保田小内にある食事処で食事も出来ますので、私たちは、金次郎カフェでみんな大好き「きな粉あげパン」を食べました。

宿泊予約・料金

予約方法は電話のみ、宿泊希望日の3日前までとなります。
支払いは現金のみキャンセル料は3日目から30%~当日100%かかります。チェックイン時の支払いで、キャンセル料は振り込み対応になります。

宿泊予約専用ダイヤル
【0470-29-5531】 
(受付時間9:00~17:00)

大人
(中学生以上)
小人
(小学生)
幼児
(3歳~未就学)
3歳未満
個室
(2~4名)
4,200円3,200円2,000円無料
大部屋
(5名~15名)
3,600円2,700円1,500円無料
和朝食
※要予約
850円850円350円
(ご飯・汁物・小鉢)
無料
(ご飯・汁物・小鉢)
夕食弁当
※要予約
幕の内弁当
1,000円

松花堂弁当
1,500円
*お弁当は一律*お弁当は一律*お弁当は一律
宿泊料金(1名素泊まり)※税込み

【アクセス情報】

<車>
富津館山道 鋸南保田ICからすぐ(IC信号左折)


<電車>
JR内房線 保田駅から徒歩約15分

【営業時間】

◆チェックイン15:00~17:00

◆チェックアウト10:00

※門限22:00 / 消灯22:00


◆入浴時間 15:00~23:00 朝5:00~9:00

ユニークさ満点の保田小に泊まろう!

いかがだったでしょうか。

今回は、廃校になった道の駅「保田小学校」について紹介させていただきました。

小学校時代の名残が各所に残っており、いずれも心に眠っている懐かしいポイントをくすぐってきます。

そしてなんといっても、道の駅にしては珍しく宿泊ができるという面白いスポットなので、是非宿泊していただきたいです!

宿泊をしなくても十分楽しめるスポットではありますが、せっかくならノスタルジーな雰囲気のなか学生時代を思い出しながら、お泊りするのがオススメですよ。

きっといい思い出になるはずです。

この記事が、あなたの新しい日々のきっかけとなればうれしいです。
お読みいただきありがとうございました。


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